野菜の力で健康を育む丹波暮らし

ビーツ栽培 私の農業物語②

ビーツ栽培の楽しみと大失敗

ビーツケチャップ加工をしている為、その材料の野菜は全て自家栽培です。

調味料として使う酢、少量の砂糖や香辛料は購入しますが、自分や家族が安心して口に入れることが出来るようにとビーツ、玉ねぎ、ニンニクは農薬や化学肥料は使わないで自家栽培にこだわっています。

しかし、我家の土地は親世代まで米を作っていた田んぼを、私たち夫婦が畑に変えて利用を始めたものですから土作りに手間と費用がかかります。なかなか土壌改良が進んでいないのが現状です。

こんなに時間がかかるものとは想像していませんでした。だから失敗が多いのです。

1回目 3月の播種で発芽

ビーツの種まき大失敗

ビーツの播種は春、3月頃から始まって5月末まで、秋は9月から10月半ば位の2回出来ます。

 

3月始めに菜園中央部1回目300粒を蒔きました。これは現在、順調に成長しています。

3月末に2回目600粒を蒔きました。2回目のビーツの畝は西側の山裾よりで、暑さに弱いビーツには最適な場所だと判断しました。

この畝にも沢山の鶏糞、籾殻、米ぬか、石灰を入れたので、安心して種まきをしたのですが、半月後に発芽してからいつまで待っても大きくなれないままでした。結局、成長したのは10株ほど・・これはショックでした。

おかしいな? どうしてかな? 肥料が足りないのかしら? 水不足かなぁ~?

あっ!そうか・・

今回の失敗は粘土質の土に、ビーツの根が張れなかったのだろうと想像しました。

 

野菜栽培は土作りが大事であることは素人の私でも知ってはいましたが、土壌の状態がこんなにも影響するなんて、思ってもいませんでした。

1回目播種 2週間後のビーツ

 

1回目播種 5月初旬のビーツ畑

 

1回目播種 6月初旬のビーツ畑

 

1回目播種 6月初旬には少しずつ膨らんでくる

 

このままでは、ビーツケチャップの材料が足りないではないか!キャー、コレは大変!

南側の畑に慌てて3回目2000粒のビーツを播種しました。無事に大きくなってくれれば良いけれど・・・現在進行中です。

ビーツは膨らむ時期は肥料を欲しがるので、ボカシ肥をパラパラと蒔きながら見守っています。お天気続きなのでしばらくは水撒きが欠かせません。

成長中のビーツちゃん

あらためて、思うこと

時々、野菜を育てながら「あっ・・・そうか、そうだよね。」と気がつくことがあります。

人もその場に溶け込み、しっかりと根が張れなければ、倖せに生きてゆけないということです。

その土地、会社、学校、いろいろな団体の中で、どんなに葉を大きく茂らせて大輪を咲かせようと望んでも、自分の足場がしっかりとしていなければ、真っ直ぐに根を張り成長することが出来ないのですもの。

人間関係を円滑に育むことで、柔らかな土壌に耕しつつも、己を大きく肥やす元となる、学び、教養、品性を身につけることが、大きく葉を茂らせる為には必要なことなのだろうと思います。

還暦過ぎても、日々、野菜たちにあらためて教えていただいている私です。

さぁ~明日もお天気みたい・・早起きして、水撒きから始めようかな~♪

 

 

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