野菜の力で健康を育む丹波暮らし

地球温暖化と食

地球温暖化には食が大きく関わっている

私たちが口にしている食べ物が、実は地球の環境を左右していることに、気がついている方はどのくらいいらっしゃるでしょう。

温室効果ガスも抑えたいけれど、肉食を好む人類の胃袋を満たすために、大量に量産される牛から吐き出されたゲップの量が想像を超えてることや、食肉になり流通し、テーブルに乗る過程で使われる水、ガソリン、電気など、その資源の莫大なこと!

大気汚染の原因を作りながら、肉類が我々の口に入るのです。牛肉食の行為そのものが、大気汚染に繋がっていることを知らない方が多いのです。牛の飼育に伴う多大な資源や環境汚染の削減に努めるためには、単純なことです。牛肉を量産しなければよいのです。

だからといって人類総じてベジタリアンになるべきだとは思いませんが、自己中心的な経済力を求めるあまり、限度を超えた大量生産、大量消費、そして発生した国同士の経済戦争、やがては食品ロスの状況を作り、バランスを大きく崩した現代では食事が出来ない人々をも作っています。

特色ある地産地消を目指す

若手後継者が常に生まれ、地場産業を支えることができる地域が、その土地ならではの特色を作りあげることが出来ます。そんな地域の集合体が国のあるべき姿だと思っています。

金太郎飴のようにどこを見ても同じものしかない地域は、魅力も薄れていきます。だからこそ、食材にとどまらず、可能な限り地産地消であるべきです。

ガストロノミーの考え方

ガストロノミーとは、単なる食通やグルメな人という表面的なことではなく、食事や料理を文化、芸術、自然科学、社会学、哲学などあらゆる視点から考える総合的な学問体系のことです。

食が自然や環境、文化風土と密接に関わりあっていることを知ることだと私は解釈しています。

グルメな人ってどんな人?

本来のガストロノミーには、暴飲暴食や過剰生産などを推奨することはあり得ませんね。

真のグルメ人、美食家は「自然が作り出した命(食材)を大事にいただき、自分の命につなげるものだ」という謙虚な考えを持ち、飽食はしない人のことです。ただ単に美味しい食べ物をいろいろ知っていて、それを食べる人ではありません。

食に対して感謝や謙虚さが昨今は欠如しているのではなかと感じます。自己中心的に経済力を求める行為が、地球環境を蝕む要因になってはいないでしょうか?皆様はどう思われますか?

 

 

 

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