野菜の力で健康を育む丹波暮らし

我家にイタグレ♂ ジーノ君がやって来た

新しい家族の登場

次男犬、イタリアングレーハウンドの「カルロ君」6歳を病気で亡くしてから、私たち夫婦は長いあいだ悲しんでいました。2年が過ぎ、ようやく笑顔でカルロの思い出が話せるようになりました。

そして、私たちの最後の家族となるであろう「カルロ2世」を迎えることにしました。そう決めてからが大変!なかなかイタグレの男の子に巡り会うことが出来なくて・・。思いのほか時間がかかりました。

里親募集のサイトに登録して、名乗りをあげたこともありましたが、遠方であることが理由なのか、里親になれませんでした。毎日のようにPCでいろいろなサイトを覗いたり、近くのペットショップのHPも頻繁に検索をしていました。

そして2020年、10月にようやく巡り会ったのが「ジーノ君」4ヶ月です。HPで見つけて直ぐにショップへ電話をして、いろいろと情報を聞き取りました。思い立ったら吉日ということで、明石市のショップまで車で2時間かけて、会いに行きました。相性が良いかどうか確かめる程度のつもりが、ピョンピョンと元気の良い彼を見たとたん気持ちが大きく動きました。

初代のイタグレ「カルロ君」は小さい男の子でした。成犬になっても3キロちょっとの体重でしたので、既に4ヶ月で3キロを超えていた子犬に同じイタグレでも個体の違いを実感しました。

初めての鍵しっぽ

しっぽが「鍵」のように90度曲がっていることにも驚きましたが、後から末娘が『「鍵しっぽ」は西洋では幸福を引っかけてくるといわれて珍重されているらしいよ』と教えてくれて、とても嬉しく思えました。

そして何よりも、カルロが『僕はここだよ!大きくて個性的なボディに変えて生まれ変わったよ!ママ。』鍵しっぽで合図してくれたような気がしたのです。

しあわせを呼ぶ、鍵しっぽ?

初めてのお散歩

夫と心配したのは、先住犬アデル(ワイマラナー8歳♂)との相性でした。

アデルはオットリした優しい犬で、先代犬の次男カルロとの相性は持ちつ持たれつの仲の良い兄弟でした。

悪戯をするときは2匹一緒で鼻を寄せ合いながら、仲良く悪さをしでかしましたが、叱られるときは代表で、アデル兄ちゃん。それをカーテン越しにそおーっと見て隠れているのはカルロ君。ほとぼりが収まってから何事も無かったようにヒョコヒョコ鼻歌交じりで表に出てくるようなイタリア男でした。

アデル兄ちゃんとお散歩

しかしジーノ君はカルロ君とは大違いです。

丹波に来てから一月後、注射もお薬も完了してから初めてのお散歩で、私たちはジーノ君の実力を知ることになりました。

ヤンチャパワー全開!!

今思えば体力が無かったのかと思いますが、カルロはアデル兄ちゃんとの散歩では音を上げてしまい、途中で抱っこをせがむような甘えん坊でした。

しかし、ジーノ君は刈り取られた広い田んぼの中を、アデル兄ちゃんを追いかけてどこまでも全力疾走するのです。本当にビックリしました。

頭を低く構えて走る姿がなんと美しいこと!その早いこと、機敏なこと、ジャンプ力の高いこと!

『この子ったら、本当に5ヶ月なのかしらん?!食べてるものはまだパピー用なのに・・」夫とポカンとしてその走りを驚いて眺めました。

 

柏原川の土手はお気に入り

 

麗しき兄弟愛かな 多頭飼いの感動

アデル君は軟式テニスの柔らかいボールがお気に入りです。

近所のテニスコートの高いフェンスを跳び越えて、草むらに隠れているボールをアデル兄貴は散歩途中で見つけて持って帰ってきます。

夫は散歩途中、そのボールをジーノが家族になる前から、コロコロと転がしてアデルを遊ばせることが常です。

初めての散歩でのことでした。

ジーノはアデル兄貴の後を常にピタリと付いていきます。ボールを一緒に追いかけて嬉々として兄貴にじゃれていくのですが、アデルは自分が咥えたボールをジーノの前にソッと置くのです。

ジーノは小さな口いっぱいにボールを咥えようとするのですが、なかなか上手に口にハマりません。スルッと離れて転がります。それを兄貴は根気よく取りにいっては、弟分の前に優しく置くのです。何度も何度も。

夫と私は思いがけず、目頭が熱くなりました。

『アデルって、なんて優しいお兄さんぶりなの・・感動的~!』

『人徳、いやいや犬徳を積むなぁ~』

柏原川の土手道は車が1台分の細い道で、ボールはポンポンと跳ねて川に落ちそうになります。上手にボールを扱えない弟のために、何度も川の土手を器用に降りてボールを取ってくるアデルに頭が下がる私たちです。

アデル兄貴は8歳を過ぎて人ならシニアの域に入ります。ジーノのヤンチャぶりには、兄貴も当分手こずりそうです。

「アデルさん、ジーノの世話頼みますよ。よろしくね♪」

この時ほど、多頭飼いの楽しさを強く実感したことは、ありませんでした。犬種の違いを超えた2匹の行動に、笑顔と暖かい感情を頂いています。

 

ボール拾い、ハイハイ。

兄弟の日常はこんな感じ

アデル君、一日に2回はメール確認をしましょう!

 

ジーノ君は、常に面白いことを求めて

 

兄弟揃って、キッチンでクンクン!

パパとブレーメン風のハグ

一日の最後は、このスタイルでお互いの信頼を確認しあいます!

 

こんな時だからこそ笑顔で

「コロナ禍」ではなく「コロナ危機」だと感じる現在、世界中で厳しい日常が数年は続くでしょう。

独り立ちして県外に住まいしている子ども達とも、お互いの「命」を守るために出会えません。多くの方々が自粛して引き籠もることが求められています。だって、人の身体が移動すればウイルスも付いてくるのですから。コロナの存在に慣れてはいけませんね

私たち夫婦は極力、人との接触をしないようにと、買い物などの外出を最低限に抑えて生活しています。用事があって出かけなくてはならないときは、一筆書きで無駄なく帰宅できるようにと、運転の道順も予め計画して行動しています。多くの方々もそうでしょうね。

でも、アデルとジーノの存在で、私たち夫婦の毎日に活気が溢れます。ヤンチャをして、叱るときもあるけれど「3分前は過去!」という風な顔をして、直ぐに私たちに甘えてくる2匹には、「もう~っ、可愛いんだから」と、つい笑顔がでてしまいます。気分が変わります。本当に犬はプラス思考の動物ですね。

おかげで毎日をプラス思考の心で過ごせていることに、感謝しています。

総ての始まりは、感情が支配する心の世界から始まると思っています。暖かい感情から、始まっていけば何事もプラスへ進むのだろうと思います。

私は単純かもしれません。

でも、マイナス思考は良い結果を生まないのでは?と思います。

今日も、新しい家族からプラスの笑顔を頂きます!

 

ご飯前の儀式は上手

 

 

 

 

コメント (2)
  1. 三浦真 より:

     ジーノくん 可愛すぎますね!!

    1. tanba-nishino より:

      謹賀新年 コメントありがとうございます! 
      先の読めない時代、自粛生活の中ですが、小さな家族に大きなエネルギーをいっぱいもらっています。
      本年もよろしくお願いします!

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