ビーツはスムージー、サラダ、スープ類で食べることが多いようですが、天ぷらやフライもクセのなる味わいです。
ビーツの赤い色素を出来るだけ摂取したいので、加熱方法にも工夫が必要になります。
スープなどのように液体に投入する場合は、皮をむいて使うことも良いのですが、茹でて加熱したい場合はお湯に栄養素が流れ出ないように、皮付きのまま茹でます。
私は圧力釜を使ってエネルギー消費と時短を心がけます。
鍋いっぱいのビーツを下ごしらえする場合、圧力をかけて沸騰したら弱火で8~10分加熱、自然冷却したものを使ってます。
電子レンジ、オーブンの場合はジャガイモを加熱する要領と同じですが、この場合も皮付きがよいでしょう。
加熱したビーツは皮をむいて、好みの大きさにカットします。
ビーツを天ぷらにするときは、他の材料を揚げてからの方がよいでしょう。何故ならビーツの赤い色素がタネに混ざり衣タネがピンクに染まってしまうからなのです。
他のお野菜の天ぷらの衣がピンクになることを避けるためには、最後にビーツを揚げるのがベストですね。
でも、逆に全く気にならなければピンクの衣をまとったお野菜の天ぷらも可愛いかも・・。油で揚げても鮮やかなその色は素晴らしい抗酸化力といえます。
加熱処理したビーツは甘みが増します。
醤油、塩、ソースをかけなくても、十分に味を感じるのが素晴らしい野菜です。他の野菜にはない味わいです。我家は天つゆで頂くのが定番です。
下処理して揚げたビーツには味付けをしていませんが、ビーツ自体の自然の甘さが強くてお箸が止まりません。
美味しいからといって、ビーツばかり食べていると・・あらあらビックリ!オドロイタ!
次の日のトイレで、赤い○○○○に驚くかもしれませんよ (^o^)
もしも、天ぷらが残って冷たくなっていたら、卵とじがオススメですよ。
①油をひかないフライパンで、中火で裏表を返しながら温めます。
②天ぷらを温めている間に、だし醤油(残った天つゆでもOK)と、卵を用意します。
③だし醤油は好みの分量でよいのですが、私は天ぷらが浸りきらない少なめが好きです。
④衣がだし醤油で崩れないうちに溶いた卵でとじて下さい。
⑤蓋をしてしばし、またれよ!
⑥溶き卵が固まるまでに、青味を用意します。お好みで三つ葉、ネギ、ミョウガなど・・いろいろ試してみるのも楽しいですね。
最後に青味を散らせば出来上がり!
ビーツ最大級の売りは、免疫力を上げる抗酸化作用にあります。食べる血液と呼ばれる野菜だけに、さすがそのチカラは長い歴史の中で実証済みです。
私たちの血管をしなやかに保ち、ビタミン類だけではなく、鉄分や葉酸といった栄養素もバランスよくタップリ。
新型コロナウイルスなどのウイルス感染の脅威に立ち向かうには、ウイルスを寄せ付けない免疫力が不可欠です。
日常から抗酸化力の強い野菜をタップリとって、ウイルス感染にならないよう努めたいですね。
皆様、ご一緒にがんばって参りましょう!