2020年11月、丹波市山南町の藤屋さんが作る「和菓子ケーキ」を知る機会がありました。
元旦が夫の誕生日であることから、我家の元旦は”お屠蘇・お節料理・お餅”と、生クリームの”バースディケーキ”を皆で食べることがお約束ごとです。しかし今年はコロナ禍であることから、夫の誕生日の正月は夫婦だけの静かなお正月です。子ども達の帰省もないことから、生クリームよりも日持ちがする「和菓子ケーキ」をオーダーしました。
藤屋さんにお聞きすると、ケーキの土台は丸形か四角から選ぶことが出来て、大きさも大小あります。上に飾る練り切りは基本5種類載せることが出来るそうでして、お好きな物をかたどってくださると聞きました。
私が選んだ練り切りの形は、丹波に帰省後、試行錯誤で農業を始めたことから、これからも楽しんで参りましょう!という私の気持ちを込めて
①ビーツ ②食用ホオズキ ③ハート型 ④シャベルかクワなどの道具 ⑤もし入るなら好きな歌のタイトル「The Good Life」をいれてもらうことでした。
このお願いを上手に表してくださったケーキがコチラです。箱の上には和菓子ケーキの説明書きも書いてくださっていました。なんて親切なのでしょう!
主役の味は「うめあん」
美しい色のビーツは「いちごあん」
食用ホオズキのグラデーションが見事!味は「きみみるくあん」
手の込んだ干支は可愛くてビックリ! お味は「小豆こしあん」
ハッピーバースディの文字やキラキラもついたハートは「みるくあん」
土台は「浮島」という和風の蒸しカステラだそうで、丹波茶の香りがよく効いていました。初めて「浮島」という名前や丹波茶のカステラもいただきまして、初めてのお味に感動しました。この味は私好み。初めてで、しかも美味しいものに久しぶりに出会えました。
あんこの味もこのように味わったことがなかったので、衝撃的です。同時に味わえることが出来るので、あんの違いがよく分かりました。こんな楽しみ方が出来るのは和菓子のデコレーションならではかも知れませんね。
何よりも、藤屋さんのお人柄が良く出ている和菓子の優しい雰囲気、味のバリエーションの多さ、そして見事な技!その経験と技術力ならではですね。
厳しいコロナ禍の世の中ではありますが、素晴らしい技に堪能しつつ、夫と楽しいひとときを頂きました。多くの方に味わって頂きたいイッピンです。