野菜の力で健康を育む丹波暮らし

Japanese Shojin cuisine saves the world 精進料理

精進料理は世界を救うかもしれない

今、世界中で菜食主義者が徐々に増え続けています。和食もブームですね。

我々が肉を食べるためには牛、豚、羊、鳥などを飼育します。

実は科学的な生産をする工場から排出されるガスと同じくらい、家畜に与えるエサの確保の過程に出る排気や、家畜のゲップ・糞尿のガス量が大量であり、深刻で、これも地球温暖化に拍車をかけています。

もはや地球環境のバランスを大きく崩してしまい、この問題は国同士の経済にも影響することから、一国では簡単に手がつけられないほど深刻な状況に陥っているらしい・・。

「過剰な肉食を控えよう!」と、世界中の専門家や研究者が警告しているらしい・・このような現実があることは、報道を通じて素人の私も知っていることです。

かといって地球上の人類が総ベジタリアンになることは現実的ではないですよね。

しかし、このまま私たちが何も行動せずにいることは、いかがなものでしょう?近い将来の人類は、環境汚染で起こる様々な現象に自らの生命を危ぶまれることは間違いありません。実際には、そのツケはもう来ています。

ここ近年、大型の自然災害は日本だけではなく、地球規模で発生し続けています。

これは長い長い時間をかけて、人類が自分たちの便宜を計りたいというあらゆる欲のために、人類中心の生活を追求してきた結果が、ついには地球の自然を狂わせたのだということ。総ての人が危機感を持つ必要があります。

我が家の2番選手たち

バランスが大事

肉食中心に偏った食事も私たちの体の環境を狂わせてしまい、大きな病に患うことも事実です。地球も人も自然界のバランスで存在しているのですね。

世界の一部の人たちは、すでに専門家の警告に耳を傾けて、環境のバランスを取り戻す動きを始めています。

その一つがプラスチック製品の規制であったり、ベジタリアンやヴィーガンへの転向です。特にプラスチック問題は世界レベルで始まっていますね。

残念なことに我が日本はかなり遅れていますけど・・

精進する者の食事

「精進料理」は動物性タンパク質を使わない菜食料理だということをご存じの方は多いでしょう。でもそれだけではないのです。

精進料理は栄養面、健康管理面でもすばらしい料理です。

生活習慣病改善や予防ために、減塩でヘルシーな食事をしたい方、ダイエットしたい方、高齢で食べる量が少なくなった方などに必要な料理法です。

元々は仏の教えにより、修行僧が悟りを極めるための料理です。殺生や煩悩への刺激を避けることを目的として生まれた料理法で、美食に溺れることなく、肉類魚介類を口にしません。

食材は穀物・豆類・野菜が中心で、本来の味を生かすため味付けは薄め。

調味料を多く使わず無駄がないように、例えば大根の捨ててしまうような皮や葉も使いきる工夫をします。(命を頂くという感謝の心)

正に精進料理の精神は、人と地球を救う料理法だといえませんか?!

カボチャ、ゴーヤ、甘長トウガラシ、ナス、カラーピーマン、あげの煮物

今、私が出来ることは何だろう?

私は修行僧ではないですが、その精神に近づく試みは出来そうです。

先ずは毎日の生活を見直し、無駄(ロス)を無くすことかなと思っています。

毎日の食事は生活の”根っこ”にあることから、私は食卓から変えていきたいと考えます。

ヴィーガンとまではいかなくても、肉食を少し控え、そこに精進料理の回数を多くセットすることで、自分たちの体も健やかに。

そして、こんなことを一人でも多くの人が実践すれば、地球環境も少しずつ変化していくのではないかしらと、考えます。

畜産業やその加工品で生計を立てている方々も多くいらっしゃいます。当然、その生業は人類に必要なもの。私は肉もチーズも大好きです!でも、自然界のバランスを崩してしまうことは、望みません!

人類の食は自分の体だけではなく、地球環境に影響を及ぼします。

皆様も日々の過ごし方の中に「精進料理」の考え方を取り入れてみませんか?

 

 

 

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