雑草という認識だった「スベリヒユ」でしたが、実は世界中で食べられている野菜だったことを知りました。
ヨーロッパやアメリカなどで日常的に食べられている野菜です。
日本でも伝統野菜として山形県や福島県では『ひょう』や『びゅう』、沖縄県では『ピースな』と呼ばれ”ゴマ味噌和え”や”辛子味噌和え”などで食べるそうですよ。
アフリカのマラウィ語では、『親方の奥さんのお尻』と呼ばれるそうです。きっと葉の形がふっくらとしたハート型なのでそう呼ばれるのでしょう。楽しい名前ですね。
4~5年前から洋種のオーガニック種子をネットで購入した私は、自宅前の小さな畑に「スベリヒユ」の小さな種を蒔きました。なかなか芽が出ないので諦めていましたら、いつの間にか芽が出て、アッという間にムクムクと葉が膨らみました。
その後は他の野菜に混じって、自然に種がこぼれ落ち畑のあちこちで育ってくれますので、楽な野菜です。
我家は朝露にぬれたスベリヒユを摘んで朝食のテーブルに並べます。肉厚のハート型の葉は、酸味が爽やかで独特のぬめりがあります。
スベリヒユ、キュウリ、ちぎってレモン汁をかけたパン、トマト、玉葱、パクチー(コリアンダー)、ミント、ニンニクをあわせたものをオリーブオイルや黒こしょうで味付けした「ファトゥーシュ」は中東シリアのサラダです。
総ての材料が調わなくても、ミント、パクチー、トマト、玉葱、ニンニクと、お好みの夏野菜を加えれば、中東シリアの雰囲気が味わえますよ。
スベリヒユにはオメガ3脂肪酸がたっぷり!
オメガ3脂肪酸は青魚やサケなどに多く含まれ、中性脂肪を減らし血管を丈夫にします。目や記憶力を良くしたり、動脈硬化や花粉症を防ぐと言われています。
スベリヒユには多くの野菜の中でもこのオメガ3脂肪酸がたっぷりと含まれているそうですよ!
皆様もいかがですか?