冬スベリヒユは「ウインター パースレイン」と呼ばれ、スベリヒユ科の一年草です。ハート形の葉っぱに小さな可愛らしい白い花が咲き、多肉植物のように少し葉が厚く、柔らかでクセのない味です。
スイス、ドイツ、フランスなどヨーロッパ諸国で冬から春にかけてマーケットで見かける、普段から普通に食べられている野菜です。
日本各地で見られる、夏のスベリヒユとは大きさも形も違い、酸味も少なくシャキッとした葉はサラダに最適ですが、リゾットにしたり、おひたしでも美味しく頂ける野菜ですよ。
我家の畑の隅に昨年の夏に種まきして、1月にはモリモリと育って、草丈20㎝ほどに生長してきました。
冬スベリヒユの栄養素は優れていて、「健康オタクの野菜」と言う人もいるくらい。
カロリーが低くて、オメガ3脂肪酸の含有量が多いことが最大の魅力です。オメガ3脂肪酸はコレステロール値や中性脂肪を下げるから成人病予防に嬉しい野菜ですね。
もちろんビタミンA,C,B群もたっぷりで鉄分も・・ということは最強のスーパーフードなのです。
中国ではスベリヒユを薬草にしていて、天然の抗生物質と呼んでいます。主な作用として抗菌作用、消炎作用、解毒作用、利尿作用があるとしています。
アンチエイジングを目指すなら、これはもう、食べるきゃないでしょう!!
クセがなく食べやすい野菜ですが、ビタミン類やオメガ3脂肪酸は熱に弱いので、栄養素を逃さず食すには生で食べることが一番です。
ですが、スープ、リゾット、おひたし、ソテー、味噌和えなど・・どんなレシピにも対応が出来る野菜です。
私は加熱はしません。
生のままシンプルに付け合わせ野菜にしたり、他の具材と合わせてサラダにして食べることが好きです。
私の春サラダのオススメは、冬スベリヒユ、春菊、八朔のトリオサラダです!
オリーブオイルをかけて、春の味を楽しみます。
種は国内でも手に入ります。
7~10月に庭の隅にパラパラと蒔いて薄く土をかけておきます。
葉が混み合ってきたら適度に間引きます。やや冷涼な気候を好み、収穫の目安は種まきから30~45日です。
私はそのままほったらかし状態でした。そのために株が大きく花がついたものもあります。花も食べられますよ。
とても強くて簡単ですので、健康オタクでない方もご興味あればお試しあれ!!