日本人には馴染みの深い「コンニャク」は、年間通して食卓に上がる万能食材だと思いますが、元々はミャンマーやタイなど東南アジアから縄文時代に渡来したそうで、実は日本原産ではないのですね。
奈良時代には貴族や僧侶の食用でしたが、鎌倉時代には一般庶民にも常食されたようです。コンニャクといえば群馬県が有名ですが、日本各地でこんにゃく芋は育つので手作りコンニャクを昔から食べていた日本人は多いのでしょうね。
私も久しぶりにコンニャクを手作りします!
長いこと畑で眠っていたコンニャク芋は家族がたくさん増えていて、びっくり!子や孫たちは新聞紙で保温して来年まで眠っていてもらいます。
コンニャクに加工する芋は、一番作りやすく味も良いのは3~4年物の1キロくらいとされますが、私は巨大化した親芋を使うことに・・
3キロもある親芋をカットすると、ややピンクかかっています。調べてみるとコンニャク芋も、あかぎおおだま・シナ種・備中種・在来種などの種類があり、我家の芋は在来種のようです。
材料は4つだけ。つくりやすい分量としては、以下を参考にしてください。
①こんにゃく芋400グラム
②60~70度のぬるま湯1300ml(湯の量は2.5~4倍で調節する)
③食用水酸化カルシウム2~3g
④溶き水用の水100ml
気をつけることは生のコンニャク芋は手が荒れるので、ゴム手袋が必要です。
道具は、まな板・包丁・ミキサー・カップ(食用水酸化カルシウム用)・型枠(バットなど)・大鍋・ゴムべら・ゴム手袋、通常のキッチンのもので十分です。
5~6㎝にかっとした芋を箸がスッと通るほどに茹でて、ぬるま湯を何回かに分けてミキサーにかけ、2時間放置します。
水酸化カルシウムを溶き水用の水で溶いて、素早くかき混ぜますが、このときのコネ具合で食感が変わってきます。食感はお好みで調節なのですが、こればかりは何回も経験をつまないと難しいかもしれませんね。
私はサクッとした歯ごたえが好きなので、ざっと混ぜる程度ですが、よく練れば弾力が強い、プリッとした食感になります。でも高齢者には誤飲や喉に詰まらせる場合がありますので、気をつけてください。
一般的な板コンニャクの大きさを目安にしてカットします。80~90度のお湯で1時間、茹で固めます。その後もう一度、あく抜きのためにお湯を替えて茹でたら完成!
何とまあ!大鍋2杯の大量のコンニャクが完成しました!!
夫婦だけでは食べきれないので、ご近所様にお手伝いをお願いしました。
この日のディナーは、コンニャクの刺身、田楽がメイン。数日はコンニャク消費生活が続きまして・・すっかりビーガンの私たちでした♫
私の手作りコンニャクの食べ方は、ちょっと変わっているかも知れません。こんにゃくパワーとレシピ紹介は次に回します。