野菜の力で健康を育む丹波暮らし

人生100年時代、アンチエイジング(抗加齢)に野菜の力が必須!

平安時代は20歳代~30歳代の人生だった

医学の進歩のお陰で私たちの人生は大幅に長い時間になりました。でも、果たしてそれが喜ばしいことなのかどうか私は判断が出来ません。何故なら、生きる長さが重要なのではなく、どの様に生きていくのかが大事だと思うからです。

それはさておき、現在の40歳代は、様々な経験を積んで、正に現役バリバリのころですよね。平安時代は40歳まで生きることが稀であったことから、長寿の祝いをしたそうです。そんな時代だから、亡骸は現在よりも若々しい容姿だったのではと想像します。

私たちが、時空を移動して、平安人の前に立ったら・・彼らは私たちを見てどう思うでしょう。「何となく老けた感じの人間たちだなぁ・・もしかして仙人?」なんて思うかも知れませんね。

オクラ

 

年齢に抗うのは、外見だけでいいの?

一般に「アンチエイジング」とは、美容の視点から語ることが多いですが、実はそうではありません。
お洒落な服装が似合うように、ダイエットしてスリムな体を保ち、高い美容液と化粧品のお陰で、見た目には美しい顔をゲットできても永遠には続かないもの。無理なことには身体がいずれ悲鳴をあげるからです。

近年の私は年齢を重ねるほどに、老いに加速度が増すように感じますが、皆様はどうなのでしょう?重力に負けて段々と下がっていく細胞たちを、ピチピチに保つのは至難の業。やはり「時間」と「重力」に逆らうことは、なかなかに難しいことなのです。

健康年齢、「健全なる精神は健全なる肉体に宿る」と

イタリアナス 花

 

健全な肉体を作る方法は実は簡単なことです。バランスの良い食事と適度な運動のこの二つだけです。こんな単純なことでも実践には根気がいりますね。

「健全なる精神は健全なる肉体に宿る」と昔の人は言いましたが、けっして体を壊した人の心が、不健康であるということではないでしょう。

人は生まれ持って祖先から受け継いだ遺伝があるからです。同じ親から生まれ出た兄弟姉妹でも、一卵性でないかぎり多くの祖先の遺伝子を引き継いでいることから、体に出てくる状態は千差万別、比べることはナンセンスなことです。
例え、思いがけない病気や事故で体を痛めたとしても、親から頂いた一つきりの体を大事にすることが、即、自分の幸せへと繋がりますね。

最近は「健康年齢・健康寿命」などと注目されますが、人生100歳時代の私たちがいつまで第三者に頼らずに自力で活動していけるのか、好奇心を常に満たすことができて、自分の求めるものが手に入るのかどうかがポイントです。いつまでも生き生きと活動したいですね。

熟しゴーヤ 花

 

自分が口にする食物が未来の身体の材料となり、その状態を現す

スベリヒユ、ミニトマト、キュウリ、タマネギのサラダ オリーブオイルと塩で

 

安心安全な食べ物をとる人と、ジャンクフードでその場しのぎをする人では、将来の体が違ってくるのは、当然のことでしょう。食事はエサではないのです。

人の体は“約37兆2000億個”の細胞が常に新陳代謝を繰り返して、人を形作っているとか。毎日の食事がその細胞を作り出すための燃料です。口にするものを選ぶことは、とても大事なことですね。

現在は「一日にたんぱく質はこのくらい。野菜は何グラムとりましょう・・!」とあらゆる媒体で食物の紹介やその食べ方、摂取量も教えてくださいます。私も興味津々でアンテナをあげますが、簡単そうなことでも毎日の食事を完璧に整えて継続することは出来ないのが実情です。

私の家族は両親をみとってから子どもたちも独立して、今は夫婦2人と犬1頭での暮らしです。現役時代は家族全員がガッツリと肉も野菜も食べましたが、年齢を重ねた今は以前のような量が受け付けません。多くの方々も同様な傾向でしょう。こうして私たち人も徐々に枯れていくのですね。

私たちは未来の自分のために、戦略を考えなくてはいけません。

ハラール、ベジタリアン、ヴィーガンにはなれそうもない私

スイスチャード、イエローアイコ、ブルーベリー、スベリヒユ、タマネギ、ロースハムのサラダ、オリーブオイルと粉チーズで

 

世の中にはハラールのように、宗教上の理由から特定のものを口にしない方々がいます。そのような縛りがなくても自らベジタリアンやヴィーガンに転向する方々もいますね。

理由は様々ですし、私は個人の自由でいいと思っています。

自分たちが放牧している山羊や牛の乳しか飲まない種族や、青汁だけで生きている方もいるとか・・私は食事研究家ではないので、詳しいことは分かりませんが、野菜を一切食べない主義の人間はいるのかしら?

多分、人間の食べ物から植物を排除することは難しいと思われますね。

スベリヒユ、レッドオークレタスのサラダ

 

ベジタリアンは日本内外の有名人にも多くいますので、皆様もご存じでしょう。ベジタリアンとヴィーガンの違いは、両者はともに植物、野菜中心の食事なのですが、ベジタリアンは卵や乳製品は口にする人もいるのです。

ヴィーガン“完全菜食主義”で卵、乳製品、肉、魚だけではなく、蜂蜜も口にしない人たちです。理由は動物擁護や環境保護の考え方がベースにあります。

日本人は終戦後からの食糧事情が大きく変化して、現在は欧米人と同様な立派な体躯を持ち、スポーツの世界でも活躍する人も出てきました。同時に肉食や乳製品を食べるようになってから病気の種類も大きく変化してきたことは、周知の事実です。

日本人の大便は欧米人より多い?キャー!それ本当なの?

精進料理:カボチャ、ゴーヤ、甘長トウガラシ、ナス、カラーピーマン、あげ

 

こんな逸話を知っていますか。

〈戦時中のこと。ジャングルで日本兵の野営後に残された“大便“が太く長く大量だったため、敵国の兵士は恐れおののき、戦意喪失したとか。農耕民族の日本人は太古から植物を主に食べてきたのでその食物繊維を消化するために、腸が欧米人に比べて長いのだそうだ。欧米人は日本兵を自分たちより大きく強健な体だと想像したのだとか。〉

甘長トウガラシ、ジャコをごま油と少量の醤油でいり炒め、ゴマをかけて

 

”切り干し大根””ゴボウのきんぴら”などお馴染みのお惣菜には野菜がメインのおかずが多いですものね。日本人の体は長い時間をかけて食物繊維を消化することに、ふさわしい体を作り上げてきているのです。海藻類も欧米人には消化が出来ないらしいですよ。同じ地球人なのに不思議ですね。

人類の歴史の単位からすると、日本人が肉食を頻繁にするようになったのはつい近年のことで、今の日本人のDNAがその変化に対応できているのかどうか私には分かりません。

私が確実に言えることは、人間の体を調整する上で、植物の力は絶対に必要だと言うことです。さあ皆様、”大地の恵み”をモリモリと頂きましょう!

ソフトボール大の”イタリアナス”

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