私は「心、気持ち、感情の使い方」が何事も先だと思っています。その内面の想いが、その人の身体や行動に現れると信じています。
子どものころから大の映画ファンだった私が、晩年のオードリー・ヘプバーンの写真を見たとき、心を揺さぶられる感動を受けました。
口課せない人は「見るに堪えない老醜だ」と言いましたが、私はそうは思いません。
確かに長い時を経て、顔には深い皺が刻まれたかも知れないが、彼女の凛として知的な、でも優しい笑みを湛えたその表情の素敵なこと!
人生の喜怒哀楽を経験して、晩年は社会貢献を担ってきたオードリーに、女優としての憧れよりも、一個人としての生きざまに尊敬の念を覚えます。
私もこのように年齢を重ねたいと強く願います。
美しい皺もあるのですね。深い慈愛を感じる彼女の表情は“心の現れ”そのものなのですもの。
野菜を使って作った“ベジタブルブーケ”をご存じですか?名前を縮めて“ベジブーケ”と呼ばれます。この道のスペシャリストも多くいらっしゃいます。
私は少しだけ本から学んで、自家栽培した野菜を使って自己流に創作します。
大切な方に、その方の健康を考えて野菜のブーケを送ります。旬の野菜を束にして飾って楽しんだ後は料理して味わいます。
トップに掲載のベジブーケは、オレンジ色のミニトマト、オクラ、子供ピーマン、白ナス、カラーピーマン(赤)、唐辛子(赤・緑)を使いました。
ベジブーケは菜園の野菜の顔を見て、ムクムクと創作意欲が湧いたときに。私の楽しみです。